高段者の中盤27

後手角交換振り飛車に対し、先手は角打ちから銀を繰り出して桂頭を狙いに行きました。
局面図、後手は桂馬が殺されてピンチに見えますが・・・


△3一飛▲3四歩△6二角!(下図)

△3一飛から△6二角と銀に狙いをつけたのが好判断。
▲2六銀と引くようでは△3四飛で先手困るので、
実戦は▲3八飛と寄りましたが、△3七歩▲同桂△5七桂不成▲同金△3五角(下図)

と進み、後手捌き形となりました。

戻って△3一飛に▲3六歩(下図)

と歩を控えて打たれた時には、
△3九角▲3八飛△5七角成▲4五歩△5六馬(下図)、

△3九角▲2七飛には△5七桂不成▲同金△3七歩(下図)

ともたれれば、後手指せるでしょう。

角交換振り飛車を指す上で、上記の捌きは頻出。
図を頭に留めておくだけで、読みの量が増えてくると思います。

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