高段者の終盤5

先手は相掛かり2六飛の出だし。
△4五香と打たれたところですが先手は一気の寄せに出ました。

▲7一銀!△7二飛▲6一角△7一飛▲5二角成△同 銀▲3六飛!

3筋から攻める手は、後手玉を右辺から左辺に逃がして失敗。よって左辺の飛車に絡む手を考えたいところです。▲7一銀は一見△7二飛▲6一角△7一飛とされると後続がないようですが、▲5二角成△同銀▲3六飛と大駒の2枚切りの手段がありました。やむなく後手は△同歩としましたが、▲3三金から即詰み。まさに「光速の寄せ」でした。