高段者の序盤9

図は先手が一歩交換し、後手が飛車先の歩を伸ばしてきたところ。
▲7八金と上がれば、相掛かり調の将棋になりますが、
ここで先手は大胆な構想をみせてくれました。

▲7五歩!△6二銀▲7七桂!△6四歩▲9六歩△6三銀▲7六飛!

なんと先手がここでひねり飛車に転じました。
通常の相掛かりからならよくある形ですが角道を開けあってからのは、かなり珍しいでしょう。
普通のひねり飛車に比べ、左金の動きを保留しているのが主張点です。
居飛車党の方はもちろん、振り飛車党の方も使える戦法だと思います。


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