高段者の中盤19

今回は先手中飛車の将棋から。
手が広く、中盤の難所と言えそうな局面ですが、
先手の攻めの構想とは。


▲1八香!△4四銀▲1九飛!(下図)


問題図で▲5五歩と仕掛けるのは、△同歩▲同銀△同銀▲同飛に△4四角(参考図)があり先手不利。


そこで先手の自陣角を活かした端攻めが有効となります。
単純な攻めですが、後手は桂馬を跳ねてしまってるので受けるのが大変になっています。
以下、下図のように進み、先手が押し切りました。
角交換型の中飛車の場合、このように端攻めを狙って自陣に角を打つのもおもしろそうです。

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