高段者の中盤23
先手石田流の中盤戦。
後手からの馬作りを受ける手が難しいようですが、
先手は捻った手で応対しました(3手)。
▲7八歩!
▲4五銀から受け流す指し方も考えられますが、
いかにも軽く、手にならなそうです。
しかし先手が指したのは、なんとただ打ちの▲7八歩。
後手はこの歩を取らないと▲6八金で角が死ぬので△同角成の一手ですが、
そこで▲8五桂の両取りが実現。
実戦は以下△8七馬に▲7三桂成△同桂▲6六飛と進みました。
難しい局面ですが、負担となっていた桂馬が捌けたので先手満足でしょう。
石田流の中盤では角交換となることが多いので、この筋は知っておいて損はなさそうです。